「魏志倭人伝」に記載されている事物などに 焦点をおく場合、 おもに、邪馬台国時代、三世紀代の 遺跡・遺物は、福岡県を中心に分布する。 おもに、古墳時代、4世紀代の 遺物・遺跡は奈良県を中心に分布する。 この二つは、それぞれ十分対比できる 豊富で特徴的な文化的文物をもっている。 そのことはあきらかである。(安本美典) |
(1)福岡県を中心に分布するもの
①長宜子孫銘内向花紋鏡の出土数
データ 安本美典著「日本誕生記」他より
②蝙蝠紐座内向花紋鏡の出土数
データ 安本美典著「卑弥呼の墓・宮殿を捏造するな!」より
③小型仿製鏡の出土数
データ 田尻義了氏著「弥生時代の小型仿製鏡の集成」(季刊邪馬台国106号 梓書院)より
④卑弥呼がもらった可能性の高い「10種の魏晋鏡」の出土数
データ 安本美典著『「邪馬台国畿内説』徹底批判」 勉誠出版より
⑤弥生時代の鉄鏃の出土数 (10未満は省略)
データ 川越哲志氏編「弥生時代鉄器総覧」より
⑥弥生時代の鉄刀・鉄剣・鉄矛・鉄戈の出土数
データ 川越哲志氏編「弥生時代鉄器総覧」より
⑦弥生時代~古墳時代前期 絹製品出土数
データ 安本美典著『「邪馬台国畿内説』徹底批判」 勉誠出版より
⑧弥生時代~古墳時代前期の素環頭鉄刀の出土数
データ 今尾文昭氏著「古墳文化の成立と社会」)(青木書店)の326ページ
および香芝市二神山博物館編「邪馬台国時代の丹波・丹後・但馬と大和」 より
⑨ガラス製勾玉・翡翠製勾玉の出土数
系列1は翡翠製勾玉 系列2はガラス製勾玉
データ 安本美典著『「邪馬台国畿内説』徹底批判」 勉誠出版より
(2)奈良県を中心に分布するもの
①100m以上の巨大前方後円墳の数
②80m以上の前方後円墳の数
③三角縁神獣鏡の出土数
④画文帯神獣鏡の出土数
ベイズ統計法によれば・・・
季刊 邪馬台国 118号より
ベイズ統計法によれば纒向を含む奈良県に
邪馬台国があった可能性は全くない(0.0%)
福岡県にあった可能性は99.9%
統計学上も邪馬台国畿内説は全く成立しない
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